小さくても力持ち!小回りが効くタグボート(曳航船)が大きな船をサポートしている
大きな船は小回りが効かないので、湾内に到着した際に思いのままに移動することができません。しかし、決められた場所に岸壁や桟橋に着岸しなければ、荷物を降ろすことも乗客が乗り降りすることもできません。また、離岸する際にも効率的に出発する必要があります。
これをサポートするのが、タグボート(TUGBOAT/TOWBOAT)です。タグボートは、引船や曳船、曳舟(ひきふね/えいせん)であったり、曳航船、押船(おしぶね)とも呼ばれます。
タグボート(曳航船)は、小回りの効く小さい船ですが、そのパワーは強力で、大きなコンテナ船や大型船を動かす馬力を持っています。船が大きいほど複数のタグボートが稼働して安全に誘導することも多いです。
どのように大きな船を動かすかというと、ロープやワイヤー(タグライン)で船自体を引っ張ることもあれば、船体の外側にタイヤなどをぶら下げて、その部分を船にぶつけるというよりは当てながら、タグボート(曳航船)が船を押し出すことで自分よりも大きな船を押し出すこともできます。
例えるなら、大きな力士を見事な手さばきで翻弄する小兵力士のお相撲さんような存在でしょうか。
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2021.04.20