船の周りにタイヤがいっぱい?タグボートのタイヤは巨大な緩衝材
タグボート(曳航船)というとどんなイメージがありますか?
普段、海運業関連のお仕事に関わったことのない方は、タグボートって一体何?と思われるかもしれません。
タグボート(曳航船)は、小型の船でありながら大きな船をロープで牽引したり、船ごと接触させて押しつけたりすることで、船の誘導や補助を行う馬力のある船で、小回りの効いた繊細な動きをすることができます。
タグボートは、大型船を曳航することができるだけでなく、台船と呼ばれる荷物を運ぶ作業船を牽引して運搬することも接岸させることもできる万能で優れた船です。
このタグボートといえば、見た目に大きな特徴があります。
それは、船の周囲にたくさんの大きな古タイヤがぶら下がっていることでしょう。これらのタイヤは航空機用の古いタイヤなどが使われていることも多いです。
タイヤをどうしてつけているのかというと、タグボート(曳航船)は船に自分の船体を押し付けて誘導を行うことがあるので、緩衝材となってくれるタイヤがないと、馬力を使ってそのままぶつかると船にダメージを与えてしまいます。
いわば、タグボートについている古タイヤは、巨大な緩衝材プチプチのような存在といえるでしょう。
求人募集についてご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
2021.06.18