内航海運の長所と
四方を海で囲まれているだけでなく、小さな島々をたくさん持つ日本列島は
その形状からして、内航海運への依存度の高い国といえます。
近年、産業構造の変化に伴ってトラック輸送のシェアが伸びたものの
今でも内航船による国内貨物輸送のシェアは、約40%あります。
(※ちなみにトラック輸送は55%程度です。)
内航海運の長所には、まず低コストで大量に輸送できることが挙げられます。
同じ量の貨物を運ぶのにあたって排出する二酸化炭素や窒素酸化物の量は
トラックに比べて圧倒的に少ないということがあります。
具体的には、1トンの貨物を1キロメートル運ぶのに
必要とするエネルギーの消費量、CO²排出量のいずれも
5分の1程度ですむという試算があり、大きな環境負荷の差があることが分かります。
国土交通省も、交通渋滞の緩和と、地球環境対策のため
トラック輸送に偏りすぎている国内輸送を是正し
内航海運と鉄道輸送の比率を上げてゆく課題を掲げているほどです。
こうした、輸送手段のシフトを「モーダルシフト」と呼ばれています。
トヨタ自動車、松下電器産業、キャノン、日立製作所、ソニーなどの荷主企業も
モーダルシフトを推進する動きが増えてきています。
広島県呉市にある「森海運 株式会社」では
曳航船・タグボートを使用してお客様の貨物の海上輸送を行っております。
現在、19tタグボートで瀬戸内海を中心に
荷物の運搬をするスタッフを正社員として募集しています。
詳しくはこちらよりお気軽にお問い合わせください!
2020.09.18